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秩父夜祭Q&A

秩父夜祭は12月2・3日ですが、2日と3日で内容は違うの?
宵宮の様子(屋台のすれ違い)

宵宮の様子(屋台のすれ違い)

2日は宵宮で、4台の屋台(宮地・上町・中町・本町)が午前9~11時ごろから大通りを中心に曳かれます。2日は比較的見学しやすく、すれ違いや曳き踊り(所作)、屋台の宮参りなどをご覧いただくことができます。

3日の本祭には、午前8~9時頃から6台の笠鉾・屋台が市内を曳き廻されます。
祭り会場の最寄り駅は?
西武鉄道をご利用の場合は終点の「西武秩父駅」で下車してください。西武秩父駅から秩父神社までは通常、徒歩15分くらいですが祭りの際にはもう少し時間がかかります。
秩父鉄道をご利用の場合は、「秩父駅」で下車してください。秩父神社の最寄り駅となります。
駐車場はどこにあるの?

12月3日は市内の小中学校の校庭等が臨時駐車場(有料)となります。詳しくは該当年の「交通案内図」等をご確認ください。なお、祭り会場に近い駐車場は早い時間に満車になることが予想されます。

※12月2日は「宮地グラウンド」のみ臨時駐車場(無料)としてご利用いただけます。ただし12月2~3日にかけての留め置きはできませんのでご注意ください。

※12月3日の秩父市内の臨時駐車場情報はこちらをご覧ください。(12月3日のみ空車情報を更新します。)

臨時駐車場のシャトルバスにペットは乗車できるの?
基本的にはご遠慮いただいています。ただし、やむを得ない事情がある場合、必ずケージに入れていただくようお願いいたします。
臨時駐車場は事前予約できるの?
バス、普通車ともに事前予約は行っておりません。祭当日の臨時駐車場の空車情報についてはこちら(12月2日・3日のみ利用可能)をご覧ください。
桟敷席(有料観覧席)はいつから販売しているの?当日でも買えるの?
御旅所の桟敷席(有料観覧席)の運営を行っている秩父観光協会へご確認ください。また、市及び実行委員会では民間桟敷席のご案内は行っていませんのでご了承ください。
団子坂の笠鉾・屋台の曳き上げは見られるの?
笠鉾・屋台の団子坂曳き上げは秩父夜祭のクライマックスともいえます。
団子坂周辺はとても狭いエリアであり、臨時の有料観覧席も設置されていることから、観覧席をご予約されている方以外のご見学はほとんど無理という状況ですのでご了承ください。
笠鉾・屋台はどこで見られるの?(12月3日の場合)
昼間は秩父神社及び大通りを中心にご覧になれます。夜間は、秩父神社、秩父鉄道秩父駅前、及び本町・中町通り、聖人通り等でご覧になれます。詳しくはこちらの笠鉾・屋台巡行予定欄をご参照ください。
花火はどこで見られるの?
山車と花火を同時に見られる場所は限定的ですが、花火の見学のみであれば、西武秩父駅前、秩父駅前、市民会館前、国道140号沿いがおすすめです。打ち上げ時間についてはこちらの交通案内図をご確認ください。
屋台芝居(屋台歌舞伎)の時間と場所を教えて!

屋台芝居は、屋台に張り出し舞台を設置し、そこで歌舞伎の上演を行うもので、毎年当番町が変わります。当番町は、宮地→本町→上町→中町の回り番です。

「曳き踊り(所作)」はいつ、どこで見れるの?
曳き踊り(所作)

曳き踊り(所作)

屋台4基の舞台上で、「地方(じかた)」の三味線による長唄に合わせて子どもの「立方(たちかた)」による日本舞踊が行われるのが「曳き踊り(所作:しょさ)」です。曳き廻しの道すがら、各会所前をはじめとする決められた場所に屋台を停めて演じられます。また、神社での「宮参り」の際や、御旅所到着後にも演じられます。
その他、山車の曳き廻しの見どころを教えて!
おすすめの場面をご紹介します。

ギリ廻し
ギリ廻し

ギリ廻し

秩父夜祭の山車は4輪であり、交差点では方向転換のための舵がききません。そのため、「ギリ回し」(上町屋台のみ「キリン」という装置を使用)という手法を使って山車の方向転換をします。まず、山車運行を担う下方(したかた)が「テコ棒」を山車後部から差し込み、テコの原理を応用して山車後部を浮かせます。山車の重心下部にギリ棒を配置し、ギリ棒一点で山車を浮かせた状態で方向を変えます。方向を変えた後、再度「テコ棒」で山車後部を浮かせてギリ棒を取り出し、再び山車が前進します。

また、方向転換の際には、屋台囃子は小太鼓を中心とした「玉入れ」という曲目になりますので、そちらも注目してみてください。

すれ違い
祭当日は大通りを中心に、山車の行き交いがありますが、山車と山車のすれ違いは大変盛り上がります。すれ違い時には一旦山車を停め、屋台囃子は「大波」と呼ばれる力強い節回しの連続になり、山車に乗った囃子手とともにお互い負けじと囃し合います。2日宵宮は夜のすれ違いもあり、3日に比べ見学しやすいのでおすすめです。

宮参り
屋台の宮参り

屋台の宮参り

6基の山車は祭当日の日中、必ず秩父神社の山門前まで曳き付けられ、「宮参り(宮詣で)」を行います。神職による祝詞が挙げられ、関係者の玉串奉奠(たまぐしほうてん)などが行われます。なお、屋台4町は宮参りの際に「所作」(「曳き踊り」と同じ)が奉納されます。

揉み合い
数百人となる山車の曳き手が盛り上がってくると、左右の綱を道幅いっぱいに広げ、役員の合図で一気に左右の綱を合わせて体当たりをする(=揉む)場面があります。寒い冬の祭りで曳き手の体を温めると同時に祭の賑わいを演出する一シーンです。
御旅所に行く途中、屋台囃子が止んで静かに通るのは何で?
12日3日(本祭)の夜、御旅所を目指して神社行列、笠鉾・屋台が巡行しますが、本町通りの「知々夫ブランド館」あたりで、山車の屋台囃子が止み、囃子手も囃さずに静かに進む場面があります。これは、「諏訪渡り」といって、近くにある「諏訪神社」(お諏訪様)に遠慮して静かに進む作法です。お諏訪様の話についてはこちら(秩父まつり会館ページ)を参照してみてください。なお、本町屋台のみ、屋台を停止し、町内の子どもがお諏訪様に屋台通過の許しを請う文を読み上げる作法を行います。
Q 山車に乗っている人は何と囃しているの?何という役なの?
囃子手「ホーリャイ」と言っています。これは正式には「ホーライ」です。古代中国の神仙思想で、海上に浮かぶ伝説の山であり、仙人が住むといわれていた仙境の一つが「蓬莱山」です。笠鉾・屋台の意匠はこの蓬莱山を表しているとされ、神様を乗せて蓬莱山へと向かおうと、山車の前面で先導し曳き手を鼓舞する「囃子手(はやして)」が囃すようになったといわれています。

紅白襦袢を来た「囃子手」は、一生に一度、町内で認められた人が選ばれる祭りの花形です。山車町内によっては異なった呼び方があります。宮地屋台は「囃子(はやしこ)」、中町屋台は「梶取(かじとり)」、本町屋台は「襦袢着(じゅばんぎ)」です。地域によっても異なり、山田の春祭りでは「若行(わかぎょう)」、小鹿野の春祭りでは「上乗り(うわのり)」であり、小鹿野では「ワッショイ」と囃します。

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