秩父三十四ヶ所観音霊場は、坂東三十三ヶ所、西国三十三ヶ所とともに 日本百番観音にかぞえられております。秩父札所一巡約100キロ程といわれています。 静寂な山村と、特有な自然の風光を背景に、ある時は山路をたどり谷を渡り、また野づらを横切って歩く秩父路の旅は快適です。
秩父郡市内各所(三十四ヶ所)に点在する観世音菩薩(観音)を祀ったお寺のことです。もともと札所はその名のとおり、巡礼の証として、また様々な思い、願い事を込めてお堂に木札を打ちつけ、納める場所でありました。しかし現在、木札は紙の札に代わり納めるようになりました。
坂東三十三ヶ所。西国三十三ヶ所。秩父札所をあわせて百観音霊場とするため秩父を三十四ヶ所にしたそうです。
秩父三十四ヶ所は四国、西国、坂東などの札所巡りよりも狭い範囲に在り、一巡約100km程といわれております。通し打ちで行いますと、足の早い人は4~5日間、ゆっくり歩いて8日間要するといわれています。江戸時代から歩かれてきたという道「江戸巡礼古道」で札所を巡ることもできます。