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秩父観光なび

観光担当のひとりごと 観光情報を“ゆる~い”レポートでお送りします

平賀源内ゆかりの地-紹介(後編)

2025年3月5日

本記事は大河ドラマ「べらぼう」の内容に触れています。

ご覧いただいていない方は、ぜひご覧になってから本記事をお読みください。

 

 

 

 

 

-----記事スタート-----

前回は平賀源内とつながりのある「中津川地区」についてご紹介しました。

前回記事はこちら 平賀源内ゆかりの地-紹介(前編)

 

後半では金や鉄の事業に失敗した平賀源内が次に行った事業をご紹介します。

(2025年3月6日追記あり)

 

・秩父の森林資源を使った「木炭」

放送でも出てきましたが、金や鉄の事業に失敗した平賀源内が次に目を付けたのが「木炭」の製造です。

中津川地区は山間地で森林資源が豊富なため最適でした。

実は「木炭」の製造ははじめから販売を目的に作っていたものではなかったようです。

鉄の事業を計画していた際、製鉄に使う火力を確保するために「木炭」を作っていたようで、鉄の事業が失敗した際、これは江戸で売れると方針転換をしたようです。

切り替えが早くてさすがですね!

 

・秩父通船

「木炭」を江戸に輸送するため、荒川を使った通船事業を展開します。

その名も「秩父通船」!

もともと江戸~熊谷間の物流網は存在しており、「秩父通船」は熊谷~秩父(贄川)の輸送事業です。

この事業も元々は鉄を輸送するために計画されていたものですが、「木炭」の販売に事業の舵を切り替えた際活用されました。

「秩父通船」は秩父鉄道三峰口駅周辺の「白久の渡船場」を起点に行われました。

この辺りはちょうど秩父盆地と奥秩父山地の境目にあたり、山間部の険しいV字谷が終わり、河原が広くなる場所のためここを起点にしたのではと言われています。

「白久の渡船場」付近には「贄川宿」というかつての宿場町があり、平賀源内も当時ここに宿泊したといわれています。

 

・まとめ

江戸の発明王 平賀源内が秩父で事業を展開していたと聞くとワクワクしますね!

「白久の渡船場」や「贄川宿」は秩父鉄道三峰口駅から徒歩圏内のスポットなのでぜひ巡ってみてください!

歴史を感じながらの秩父旅をお楽しみください。

 

 

以下の施設では今回ご紹介した地域に関する展示を行っています。

お時間のある方はぜひ合わせてお立ち寄りください。

・大滝歴史民俗資料館 紹介サイト

・山里自然館(道の駅あらかわ) 紹介サイト

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