皆さんこんにちは。
秩父市内の番場通り周辺には、古き良き時代の面影を残す、モダンレトロな建物が点在しておりますが
秩父市下吉田にも、モダンレトロな建物として、街なかに、文化庁登録有形文化財に指定されている「旧武毛銀行本店」があります。
旧武毛銀行本店
所在地:秩父市下吉田3871番地1
秩父から上毛地方の顧客を対象とした銀行の本店社屋として大正7年に建築されたものである。
煉瓦造2階建で、正面及び側面前面を白タイル貼りとし、寄棟造、瓦葺の屋根を架ける。
小規模な建造物ながら全体的に質も高く、幾何学文様を主体とした意匠は、近代建築への移行を示す好例である。
(登録基準:造形の規範)
文化庁国指定文化財データベースより。
ちなみに、当時、耐火建築として建てられた旧武毛銀行ですが
吉田町史には、昭和32年の大火の際、燃え盛る炎がこの銀行でせき止められたという記述があります。