全国のウォーカーの皆さんが楽しみにしている春の秩父路の一大イベントの4月12日(土)・13日(日)に開催の秩父いってんべぇウォーキング2Daysですが
4月12日(土)に開催の「俳句の里・皆野吟行コース」の龍勢祭でおなじみ秩父市吉田地内の見どころを紹介します。
コースでは、皆野町役場をスタートして、句碑めぐりをしながら、のどかな田園風景が広がる秩父市太田地内を経て、奈良川橋を渡って吉田地内へ
コース順に見どころを紹介します。
〇平石馬頭尊堂(市指定有形文化財・建造物)
秩父市吉田久長607番地2(奈良川橋を渡ったT字路の右手)
天保11年(1840)に、当時の久長村村民の発願により建立が計画され天保12年(1841)に着工、弘化4年(1847)に竣工した。三間四面の堂の周囲や正面唐破風の向拝を飾る彫刻は、当時熊谷在の彫刻師の作といわれ、高度の技術による細工が施されている。昭和54年に久長元区有志によって銅板葺となり、堂の景観を新たにした。
〇久長諏訪神社(諏訪大神社)
秩父市吉田久長424番地
ひぐち流御前ささら(市指定無形民俗文化財)
4月第1土曜に開催される久長諏訪神社の「ひぐち流御前ささら」(獅子舞)は、長い歴史をもつようであるが、「中興、安永九年(1780)庚子七月」の記録があるので、何回かの消長を経たものと思われる。現在は10庭が継承され、4月の祭礼に社前で舞われている。また、子ども用狛犬型の3個の頭があり、子どもたちによって舞われている。
〇白砂公園(カタクリの里)
秩父市吉田久長
白砂砂岩と言われる砂岩が露出した小高い丘の上に整備された公園は、頂上からの眺めも良く、遊歩道(木橋)が整備され、3月下旬から4月上旬にかけて、北向き斜面1,000平方メートルの広さに約5,000株のカタクリの花が開きます。
〇天徳寺(曹同宗)
秩父市吉田久長1748
〇道の駅龍勢会館(湯茶接待所・俳句投句場所)
秩父市吉田久長32(県道皆野両神荒川線)
県道に設置の道の駅としては、埼玉県で第1号で、龍勢茶屋には、地元の特産品の販売や食事処がある。併設する龍勢会館では、国の無形民俗文化財に登録された龍勢祭資料を展示。平成16年に撮影された映画「草の乱」の際に復元した井上伝蔵邸では撮影時の衣装や小道具、秩父事件の資料が展示されている。
※こちらの龍勢会館では、当日は、ちょっとした粗品も差し上げる予定です。
〇清泉寺(曹同宗)
秩父市下吉田7570
〇新志坂(秩父事件殉難之地碑)
清泉寺山門のすぐ左脇にある細い坂道。広い車道に隠れて見つけづらいが、現在ここに石碑が建ち、秩父事件の記憶をとどめている。前述のとおり、戸長役場を逃げ出した警官隊はこの坂を上って清泉寺へとたどりつき、それを追いかけてきた困民軍の一隊 の中から戦いを挑んだ柏木太郎吉が戦死した場所である。
ちょっとコースを外れますが、右折して旧吉田宿方面へ
〇旧武毛銀行本店(国登録有形文化財・大正7年建築)
秩父市下吉田3871-1
秩父から上毛地方の顧客を対象とした銀行の本店社屋として建築されたものである。
煉瓦造2階建で、正面及び側面前面を白タイル貼りとし、寄棟造(よせむねづくり)、瓦葺の屋根を架ける。小規模な建造物ながら全体的に質も高く、幾何学(きかがく)文様を主体とした意匠は、近代建築への移行を示す好例である。
〇菊水酒造
秩父市下吉田3786-1
銘酒、「秩父小次郎」を醸造している酒造です。
〇岡本菓子店
秩父市下吉田3853
秩父市吉田の銘菓として、龍勢まんじゅう・吉田もなか・城峯ようかん等を販売しています。
(どれもおいスイーツ)
〇永法寺(臨済宗建長寺派)
秩父市下吉田452(埼玉機器の入口を入った先にあります。)
〇取方の大露頭(国指定天然記念物)
秩父市下吉田427
小鹿野町層の砂岩泥岩互層が見られます。大きく曲がった地層は、海底の堆積物が斜面をすべり落ちてできた海底地すべり堆積物です。 また、露頭最上部には、第四紀の段丘堆積物が見られ、明瞭な「斜交不整合」が観察できます。
〇札所33番延命山菊水寺(秩父34ヶ所札所観音霊場)
秩父市下吉田1104
長享の番付には、17番菊水寺小坂下(こざかけ)とある。永禄12年(1569)の信玄攻めで観音堂を焼かれたが、本尊は長福庵に難を避けた。文禄元年(1592)清泉寺六世長山賢道禅師により長福寺が建立され、聖観世音が本尊とされた。現在の本堂は、文政3年(1820)の上棟で、構造上の工夫が見られる。
菊水寺より先、小鹿野コースと合流で、おがの化石館経由で秩父ミューズパークへ
このコースは最長の28キロ、秩父ミューズパーク手前の坂が難所です。
楽しみながらも頑張って歩きましょう!
※なお、いってんべぇウォーキングの各コースの申し込みについては、秩父観光なびのホームページを参照してください。